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『荒雄川のほとり』
ふりがな文庫
『
荒雄川のほとり
(
あらおがわのほとり
)
』
私の郷里は(宮城県玉造郡一栗村上野目天王寺)——奥羽山脈と北上山脈との余波に追い狭められた谷間の村落である。谷間の幅は僅かに二十町ばかり。悉く水田地帯で、陸羽国境の山巒地方から山襞を辿って流れ出して来た荒雄川が、南方の丘陵に沿うて耕地を潤し …
著者
佐左木俊郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新文藝日記 昭和六年版」1930(昭和5)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
潤
(
うるお
)
一栗
(
いちくり
)
伽藍
(
がらん
)
堂宇
(
どうう
)
寔
(
まこと
)
山巒
(
さんらん
)
山襞
(
やまひだ
)
微
(
かす
)
悉
(
ことごと
)
玉造
(
たまつくり
)
臥牛
(
がぎゅう
)
蝦夷
(
えぞ
)
谷間
(
たにあい
)
辿
(
たど
)
運慶
(
うんけい
)