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『ぼろぼろな駝鳥』
ふりがな文庫
『
ぼろぼろな駝鳥
(
ぼろぼろなだちょう
)
』
何が面白くて駝鳥を飼うのだ。 動物園の四坪半のぬかるみの中では、 脚が大股過ぎるぢゃないか。 頚があんまり長過ぎるぢゃないか。 雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。 腹がへるから堅パンも喰ふだらうが、 駝鳥の眼は遠くばかり見て …
著者
高村光太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
ぢ
(
じ
)
へ
(
え
)
ら
(
ろ
)
ゐ
(
い
)
喰ふ
(
くう
)
坪
(
つぼ
)
堅
(
かた
)
瑠璃
(
るり
)
素朴
(
そぼく
)
股
(
また
)
脚
(
あし
)
逆
(
さか
)
面白
(
おもしろ
)
頚
(
くび
)
飼
(
か
)
駝鳥
(
だちょう
)