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『燃ゆる頬』
ふりがな文庫
『
燃ゆる頬
(
もゆるほお
)
』
私は十七になつた。そして中學校から高等學校へはひつたばかりの時分であつた。 私の兩親は、私が彼等の許であんまり神經質に育つことを恐れて、私をそこの寄宿舍に入れた。さういふ環境の變化は、私の性格にいちじるしい影響を與へずにはおかなかつた。それ …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝春秋 第十年第一号」1932(昭和7)年1月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
前屈
(
まへこご
)
空
(
す
)
羞
(
はに
)
卓
(
つくゑ
)
咳枯
(
しやが
)
簇
(
むら
)
魚住
(
うをずみ
)
三枝
(
さいぐさ
)
偸
(
ぬす
)
喉
(
のど
)
毮
(
むし
)
細面
(
ほそおもて
)
鋸
(
のこぎり
)
顳顬
(
こめかみ
)
魚籠
(
びく
)
題名が同じ作品
燃ゆる頬
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)