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『母』
ふりがな文庫
『
母
(
はは
)
』
畏友辰夫は稀に見る秀才だつたが、発狂してとある精神病院へ入院した。辰夫は周期的に発狂する遺伝があつて、私が十六の年彼とはぢめて知つた頃も少し変な時期だつた。これ迄は自宅で療養してゐたが、この時は父が死亡して落魄の折だから三等患者として入院し …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「東洋・文科 創刊号」花村奨、1932(昭和7)年6月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
女
(
ひと
)
妾
(
わたし
)
怎
(
ど
)
扨
(
さ
)
佯
(
いつわ
)
併
(
しか
)
彼奴
(
あいつ
)
突瑳
(
とっさ
)
跫音
(
あしおと
)
零
(
こぼ
)
齲歯
(
むしば
)
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