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『山雀』
ふりがな文庫
『
山雀
(
やまがら
)
』
私の近くにアメリカ帰りの老紳士が住んでをります。その人が今年の春六甲山へ登つて、その帰りにあたりの松林で小鳥の巣を見つけました。巣にはやつと羽が生えかけたばかしの雛が四羽をりました。雛は老紳士を見ると、口を一ぱいに開けて、ちいちいと鳴きまし …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
方
(
ぱう
)
外
(
そ
)
後退
(
あとじさ
)
頬白
(
ほほじろ
)
餌付
(
ゑづ
)
山雀
(
やまがら
)
怪
(
け
)
慄
(
ふる
)
懐中
(
ふところ
)
胡散
(
うさん
)
荒鳥
(
あらとり
)
閑
(
ひま
)
雛
(
ひな
)
鼬
(
いたち
)