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『我鬼』
ふりがな文庫
『
我鬼
(
がき
)
』
秀吉は意志で弱点を抑へてゐた、その自制は上り目の時には楽しい遊戯である。盛運の秀吉は金持喧嘩せず、心気悠揚として作意すらも意識せられず、長所だけで出来あがつた自分自身のやうであつた。彼は短気であつたが、あべこべに腹が立たなくなり、馬鹿にされ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「社会 創刊号」鎌倉書房、1946(昭和21)年9月20日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約29分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
刻
(
ほ
)
古
(
いにしえ
)
小束
(
こづか
)
盲
(
めし
)
鑑
(
かがみ
)
亦
(
また
)
俯伏
(
うつぶ
)
厶
(
ござ
)
填
(
う
)
心差
(
こころざし
)
泌
(
し
)
現身
(
うつしみ
)
跫音
(
あしおと
)
髷
(
まげ
)
題名が同じ作品
我鬼
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)