断片(Ⅱ)だんぺん(に)
連句で附句をする妙趣は自己を捨てて自己を活かし他を活かす事にあると思う。前句の世界へすっかり身を沈めてその底から何物かを握んで浮上がって来るとそこに自分自身の世界が開けている。 前句の表面に現われただけのものから得た聯想に執着してはいい附句 …