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『断片(Ⅱ)』
ふりがな文庫
『
断片(Ⅱ)
(
だんぺん(に)
)
』
連句で附句をする妙趣は自己を捨てて自己を活かし他を活かす事にあると思う。前句の世界へすっかり身を沈めてその底から何物かを握んで浮上がって来るとそこに自分自身の世界が開けている。 前句の表面に現われただけのものから得た聯想に執着してはいい附句 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「明星」1927(昭和2)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
弄
(
ろう
)
握
(
つか
)
胚子
(
はいし
)
俳諧
(
はいかい
)
可笑
(
おか
)
春信
(
はるのぶ
)
有
(
も
)
素人
(
しろうと
)
罵
(
ののし
)
誹
(
そし
)
譬喩
(
ひゆ
)
遥々
(
はるばる
)
附句
(
つけく
)
鹹苦
(
かんく
)