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『詩と官能』
ふりがな文庫
『
詩と官能
(
しとかんのう
)
』
清楚な感じのする食堂で窓から降りそそぐ正午の空の光を浴びながらひとり静かに食事をして最後にサーヴされたコーヒーに砂糖をそっと入れ、さじでゆるやかにかき交ぜておいて一口だけすする。それから上着の右のかくしから一本煙草を出して軽くくわえる。それ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「渋柿」1935(昭和10)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
剃
(
そ
)
剃刀
(
かみそり
)
大島
(
おおしま
)
小宮
(
こみや
)
樅
(
もみ
)
清楚
(
せいそ
)
煙草
(
たばこ
)
燦爛
(
さんらん
)
罐詰
(
かんづめ
)
腑
(
ふ
)
芭蕉
(
ばしょう
)
蝋燭
(
ろうそく
)
親爺
(
おやじ
)
部屋
(
へや
)