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『病院の夜明けの物音』
ふりがな文庫
『
病院の夜明けの物音
(
びょういんのよあけのものおと
)
』
朝早く目がさめるともうなかなか二度とは寝つかれない。この病院の夜はあまりに静かである。二つの時計——その一つは小形の置き時計で、右側の壁にくっつけた戸棚の上にある、もう一つは懐中時計でベットの頭の手すりにつるしてある——この二つの時計の秒を …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「渋柿」1920(大正9)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鉄鎚
(
てっつい
)
角
(
かど
)
扉
(
とびら
)
竿
(
ざお
)
柿
(
かき
)
雀
(
すずめ
)
草履
(
ぞうり
)
界
(
さかい
)
田舎
(
いなか
)
檻
(
おり
)
丈
(
たけ
)
枕
(
まくら
)
明瞭
(
めいりょう
)
掃除
(
そうじ
)
戸棚
(
とだな
)
悠久
(
ゆうきゅう
)
寂寞
(
せきばく
)