“鮠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はや64.3%
はえ28.6%
ぱや3.6%
ばえ1.8%
ばや1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちょっと、拝見させて。」令嬢は、佐野君の釣竿を手に取り、糸を引き寄せて針をひとめ見て、「これじゃ、だめよ。はやの蚊針じゃないの。」
令嬢アユ (新字新仮名) / 太宰治(著)
従弟いとこは自分のために、この川へ硝子罎ガラスびんを沈めてはやを取ったり、ざるを持ち出してしじみを拾ったりしてくれた。
由布院行 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
新九郎は儀助の一本突きが、職業の岩魚いわなはやを突くあの息でやっているのを観破したからである。彼は大いに得るところがあった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
静子はのっそり立上って、水際へ行って覗いてみた。その後ろから、洋造が伯父に借りた海水着一つで飛び込んでいった。はえの子が方々に泳いでいた。
人間繁栄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
もう水は引いて、両岸は乾いてゐたが、はえ石斑魚うぐひの泳ぐさまが見えるほど、いつもは澄んでゐる流れが、黄色く濁つて、駸々と底深さうにながれてゐた。
繰舟で往く家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
赤い毛氈もうせんを敷いた一艘いっそうの屋形舟は、一行を載せ、夏の川風に吹かれながら、鮎やはえなどの泳いでいる清い流れの錦川をさおさして下った。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)
——例によって釣りの腕前は知れているから、小さなきんこと称する鮒を三尾に、やなぎっぱやを五尾ほどあげると、それでくいが止ってしまった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
——例によって釣りの腕前は知れているから、小さなきんこと称する鮒を三尾に、やなぎっぱやを五尾ほどあげると、それでくいが止ってしまった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
藻草もぐさが静かに揺れている水の中をのぞくと、ひらたという躯の透明な小さい川蝦かわえびがい、やなぎばえだの、金鮒などがついついと泳ぎまわっていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ひらたという川蝦かわえびや、やなぎばえもいたが、鮒のほうが多く、それも三寸くらいの手ごろな、——というのは私がべるのに、という意味であるが、——形のものであった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
芦の茂みは浅い沼に続いてい、そこではふなややなぎばえがよくとれるからだ。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
藻草もぐさが静かに揺れている水の中をのぞくと、ひらたという躯の透明な小さい川蝦かわえびがい、やなぎばやだの、金鮒などがついついと泳ぎまわっていた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ひらたという川蝦かわえびや、やなぎばやもいたが、鮒のほうが多く、それも三寸くらいの手ごろな、——というのは私がべるのに、という意味であるが、——形のものであった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
芦の茂みは浅い沼に続いてい、そこではふなややなぎばやがよくとれるからだ。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)