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緩慢
ふりがな文庫
“緩慢”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんまん
61.5%
なだらか
19.2%
のろま
7.7%
くわんまん
3.8%
なめらか
3.8%
ゆつくり
3.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんまん
(逆引き)
が、それも瞬時のことで、すぐ運動が
緩慢
(
かんまん
)
になり、がぶッと水の中に
潜
(
もぐ
)
ってしまう。そして、この、がぶッがだんだん頻繁になる。
キャラコさん:07 海の刷画
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
緩慢(かんまん)の例文をもっと
(16作品)
見る
なだらか
(逆引き)
緩慢
(
なだらか
)
な地勢に沿うて岡の上の方から学校の表門の方へ弧線を描いている一筋の
径
(
みち
)
だけは
往時
(
むかし
)
に変らなかったが、門の
側
(
わき
)
に住む小使の家の窓は無かった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
緩慢(なだらか)の例文をもっと
(5作品)
見る
のろま
(逆引き)
一体あんな馬鹿野郎を親方の可愛がるといふが
私
(
わつち
)
には
頭
(
てん
)
から解りませぬ、仕事といへば馬鹿丁寧で
捗
(
はこ
)
びは一向つきはせず、柱一本
鴫居
(
しきゐ
)
一ツで嘘をいへば鉋を三度も
礪
(
と
)
ぐやうな
緩慢
(
のろま
)
な奴
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
緩慢(のろま)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
くわんまん
(逆引き)
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
と
共
(
とも
)
に、
海洋
(
かいやう
)
の
唯中
(
たゞなか
)
に
落込
(
おちこ
)
んだ
吾等
(
われら
)
兩人
(
りやうにん
)
は、
一時
(
いちじ
)
は
數
(
すう
)
十
尺
(
しやく
)
深
(
ふか
)
く
海底
(
かいてい
)
に
沈
(
しづ
)
んだが、
幸
(
さひはひ
)
にも、
落下
(
らくか
)
の
速力
(
そくりよく
)
の
割合
(
わりあひ
)
に
緩慢
(
くわんまん
)
であつた
爲
(
ため
)
と、また
浪
(
なみ
)
に
氣球
(
きゝゆう
)
が
抵杭
(
ていかう
)
した
爲
(
ため
)
に、
絶息
(
ぜつそく
)
する
程
(
ほど
)
でもなく
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
緩慢(くわんまん)の例文をもっと
(1作品)
見る
なめらか
(逆引き)
その
魚鱗形
(
うろこがた
)
の板壁の見える一人の教授の家の前から
緩慢
(
なめらか
)
な岡の地勢に添うて学校の表門の方へ弧線を描いている一筋の
径
(
こみち
)
なぞが最後に捨吉の眼に映った。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
緩慢(なめらか)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゆつくり
(逆引き)
蒙
(
かうむ
)
るゆゑ
和女
(
おまへ
)
は
緩慢
(
ゆつくり
)
御覽
(
ごらん
)
なさいと言つゝ
床
(
とこ
)
の中に入しが何でう
眠
(
ねむ
)
りに着る可き
只
(
たゞ
)
此方
(
こなた
)
のみ
窺
(
うかゞ
)
ひ
居
(
ゐる
)
うち又告
渡
(
わた
)
る
鐘
(
かね
)
の音は子の
刻
(
こく
)
なれどもお光は
寢
(
ね
)
ずいよ/\
本
(
ほん
)
に
見入
(
みいる
)
體
(
てい
)
に庄兵衞今は
堪
(
たま
)
りかね
夜具
(
やぐ
)
の
中
(
うち
)
より手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
緩慢(ゆつくり)の例文をもっと
(1作品)
見る
緩
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
慢
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“緩”で始まる語句
緩
緩々
緩漫
緩急
緩和
緩怠
緩徐調
緩怠至極
緩頬
緩衝
“緩慢”のふりがなが多い著者
十一谷義三郎
イワン・ツルゲーネフ
押川春浪
島崎藤村
梅崎春生
作者不詳
幸田露伴
吉川英治
久生十蘭
夏目漱石