外国人がいこくじん)” の例文
旧字:外國人
ところが、じゅくのある鉄砲洲てっぽうず奥平家おくだいらけのやしきは、外国人がいこくじんのすむところになるというので、幕府ばくふにとりあげられることになりました。
汽船きせんからはろされた小舟こぶねが、りくしてきました。それから、しばらくして、外国人がいこくじんとおとうさんはその小舟こぶねりました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたくしだいとうのスタニスラウの勲章くんしょうもらいました。このだいとう勲章くんしょうは、全体ぜんたいなら外国人がいこくじんでなければもらえないのですが、わたくしにはその、特別とくべつもってね、例外れいがいえます。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
どれをったらいいだろうかと、その外国人がいこくじんは、ためらっていましたが、しまいに、つつましやかにすわっているのをうことにしました。
三つのお人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
外国人がいこくじんどうしがはなしていることばも、諭吉ゆきちのとくいなオランダとはちがっているようで、なにがなにやら、すこしもいみがわかりません。
そのひとはまだ三十さいらぬわかおとこで、頬骨ほおぼねひろい、ちいさい、ブルネト、その祖先そせん外国人がいこくじんであったかのようにもえる、かれまちときは、ぜにったら一もんもなく、ちいさいかばんただ一個ひとつ
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
人々ひとびとが、外国人がいこくじんたすけたいというまごころが、あちらのふねつうじたとみえて、ふねから、汽笛きてきが、たびきこえました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
もしも、そのあたらしい政府せいふが、外国がいこくをきらい、外国人がいこくじんをおいはらえといいだしたなら、どうなるでしょうか。
とうさんは、なるほどとうなずきました。外国人がいこくじん近所きんじょに、ちいさなうちて、そこにみました。うちのまわりにはいろいろの草花くさばな種子たねをまきました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
外国人がいこくじんですって……。そういえば、わたしは、人形にんぎょうをたくさんあつめている外国人がいこくじんっています。そのひとは、ここから七、八はなれた、海岸かいがんんでいました。
三つのお人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
牧師ぼくしというのは、おんな外国人がいこくじんでありました。そのしたに、日本人にっぽんじん信者しんじゃがいて、いろいろの世話せわをしたり、なにかと教会きょうかいのめんどうをみながらはたらいていました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
外国人がいこくじんが、人形屋にんぎょうやへはいって、三つならんでいた人形にんぎょうを、一つ、一つにとってながめていました。どれも、おな人形師にんぎょうしつくられた、たましいのはいっているうつくしいおんな人形にんぎょうでした。
三つのお人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「だって、あのあたりに、外国人がいこくじんなんか、いそうもないじゃないか。」
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)