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先例
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せんれい
ふりがな文庫
“
先例
(
せんれい
)” の例文
西町奉行
(
にしまちぶぎやう
)
荒尾但馬守
(
あらをたじまのかみ
)
が、
江戸表
(
えどおもて
)
から
着任
(
ちやくにん
)
するといふので、三十
騎
(
き
)
の
與力
(
よりき
)
は、
非番
(
ひばん
)
の
同心
(
どうしん
)
を
連
(
つ
)
れて、
先例
(
せんれい
)
の
通
(
とほ
)
り
守口
(
もりぐち
)
まで
出迎
(
でむか
)
へた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
勤
(
つとめ
)
たるも
先例
(
せんれい
)
なければ此時忠相ぬしは町奉行を
止
(
やめ
)
られて
更
(
さら
)
に寺社奉行に任ぜられしなど未だ
例
(
ためし
)
なき
美目
(
びもく
)
を
施
(
ほどこ
)
し
士庶
(
ししよ
)
人をして其徳を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
A ラヴレターなら
昔
(
むかし
)
から、
馬
(
うま
)
に
積
(
つ
)
んだら七
駄半
(
だはん
)
なんて
云
(
い
)
ふ
先例
(
せんれい
)
があるんだけれど、
母親
(
はゝおや
)
へ
毎日
(
まいにち
)
缺
(
か
)
かさずは
全
(
まつた
)
く
感心
(
かんしん
)
だね。
蓋
(
けだ
)
し
葉書利用法
(
はがきりようはふ
)
の
最上乘
(
さいじやうじよう
)
なるものかね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
永谷寺へ
入院
(
じゆゐん
)
の
住職
(
じゆうしよく
)
あれば此
淵
(
ふち
)
へ
血脉
(
けちみやく
)
を
投
(
な
)
げ入るゝ事
先例
(
せんれい
)
なり。さて此永谷寺の住職
遷化
(
せんげ
)
の
前年
(
ぜんねん
)
、此
淵
(
ふち
)
より
墓
(
はか
)
の石になるべき
円
(
まる
)
き
自然石
(
じねんせき
)
を一ツ
岸
(
きし
)
に
出
(
いだ
)
す、
是
(
これ
)
を
無縫塔
(
ふほうたふ
)
と名づけつたふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
永谷寺へ
入院
(
じゆゐん
)
の
住職
(
じゆうしよく
)
あれば此
淵
(
ふち
)
へ
血脉
(
けちみやく
)
を
投
(
な
)
げ入るゝ事
先例
(
せんれい
)
なり。さて此永谷寺の住職
遷化
(
せんげ
)
の
前年
(
ぜんねん
)
、此
淵
(
ふち
)
より
墓
(
はか
)
の石になるべき
円
(
まる
)
き
自然石
(
じねんせき
)
を一ツ
岸
(
きし
)
に
出
(
いだ
)
す、
是
(
これ
)
を
無縫塔
(
ふほうたふ
)
と名づけつたふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
起さしむるに至らん
空前絶後
(
くうぜんぜつご
)
の名奉行なるがゆゑ後に年功に依て三千石より一萬石に
加増
(
かぞう
)
し大名の中に加へられたり然ども町奉行にして大名に
任
(
にん
)
ぜられたるも
先例
(
せんれい
)
なく大名にして町奉行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
本腹
(
ほんぷく
)
なりとは
大納言光貞卿
(
だいなごんみつさだきやう
)
紀州
(
きしう
)
和歌山
(
わかやま
)
にて
大病
(
たいびやう
)
につき
奧方
(
おくがた
)
國元
(
くにもと
)
へ
入
(
いら
)
せられ
直
(
ぢき
)
に
看病遊
(
かんびやうあそ
)
ばされたきよし
度々
(
たび/\
)
の願ひ
先例
(
せんれい
)
にはなく
共
(
とも
)
格別
(
かくべつ
)
の
家柄
(
いへがら
)
ゆゑ
聞濟
(
きゝずみ
)
に成り
國許
(
くにもと
)
へ
登
(
のぼ
)
らせられ
御看病遊
(
ごかんびやうあそ
)
ばし
平癒
(
へいゆ
)
の
後
(
ご
)
懷姙
(
くわいにん
)
なる
故
(
ゆゑ
)
和歌山にて
御誕生
(
ごたんじやう
)
ありしなり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“先例”の意味
《名詞》
先にあった事例。前例。
(出典:Wiktionary)
“先例”の解説
先例(せんれい)とは過去に存在した同様の事例。また、その中で特に規範としての重みを持ち、諸々の判断基準として位置づけられるもの。前例。また、特に繰り返し行われてきたものについては「慣例」「通例」などともいわれる。
(出典:Wikipedia)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
例
常用漢字
小4
部首:⼈
8画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手