“せいとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セイトウ
語句割合
青鞜35.5%
正当12.9%
正統9.7%
盛唐9.7%
成湯6.5%
政党3.2%
星燈3.2%
清澄3.2%
清透3.2%
西東3.2%
青島3.2%
青燈3.2%
青踏3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女のする仕事をするのは恥辱か何かの気になつて、他人に評判されるのをいゝ事にして、誤つた新聞の報道を真に受けて青鞜せいとう社員の名をかたつて
男性に対する主張と要求 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
こう大将たいしょうは、とても正当せいとうちからではおつ軍勢ぐんぜいふせぐことができない、そうして降参こうさんしなければならないとおもいましたから、これはなにか策略さくりゃくめぐらして、おつ兵隊へいたい
酒倉 (新字新仮名) / 小川未明(著)
或は西南の騒動そうどうは、一個の臣民しんみんたる西郷が正統せいとうの政府に対して叛乱はんらんくわだてたるものに過ぎざれども、戊辰ぼしんへんは京都の政府と江戸の政府と対立たいりつしてあたかも両政府のあらそいなれば
かかる歌よみに、蕪村派ぶそんはの俳句集か盛唐せいとうの詩集か読ませたく存候へども、おごりきつたる歌よみどもは、宗旨以外の書を読むことは、承知致すまじく、勧めるだけが野暮やぼにや候べき。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
善男信士輩、成湯せいとうの徳は禽獣に及びこの女将の仁は蛙をうるおすと評判で大挙して弔いに往ったは事実一抔くわされたので、予が多く飼うカジカ蛙が水に半ばうかんで死ぬるを見るに皆必ず手を合せて居る。
議会ぎかいがあって、政党せいとうというものが、おたがいに政治せいじのやりかたや、意見いけんのうえであらそい、せんきょによってったほうの政党せいとうくに政治せいじをやるしくみになっているときかされましたが、諭吉ゆきちには
地契廟ちけいびょう星燈せいとうは、また二ツの新たな灯を加え、例のごとく、新党員の紹介の盛宴もまたその廟前でおこなわれた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳥もわたらない清澄せいとうな空間を
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
夜路よみちをひた走りに走って鶴見地獄に出た。この鶴見地獄というのも昨年の春から爆発したものだそうである。泥土でいどまじえない清透せいとうな熱湯を噴出している。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
漁舟丿乀影西東 〔漁舟ぎょしゅう丿乀へつふつしてかげ西東せいとう
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
小形の牛だと言ふから、近頃青島せいとうから渡来とらいして荷車にぐるまいて働くのを、山の手でよく見掛ける、あの若僧わかぞうぐらゐなのだと思へばい。……荷鞍にぐらにどろんとしたおけの、一抱ひとかかえほどなのをつけて居る。
雨ばけ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それに引換へて父の世より住古すみふるせし我家の内の薄暗く書斎の青燈せいとう影もおぼろにとこの花を照すさま何事にもかへがたく覚初おぼえそめたるがためのみ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
たとえば青踏せいとう時代の様に。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)