“清澄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいちょう62.5%
きよすみ25.0%
せいちよう6.3%
せいとう6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海岸の白砂はくさのないのは物足らぬけれど、このあたりから清澄せいちょうな温泉が出ると思えば、それくらいのことは我慢しなければなりません。
深夜の電話 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ただ安房あわ上総かずさの国で特筆されてよいと思いますのは、日蓮宗のお寺で名高い清澄きよすみ山やまた風光のよい鹿野かのう山に建具たてぐを職とする者が集っていて
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
さうしてあながすつかりめられてしまふと、はちしばらあなのまはりをあるきまはつてゐたが、やがてぷうんと翅音はおとてながら、黒黄斑くろきまだら弧線こせん清澄せいちようあき空間くうかんゑがきつつどこともなくつてつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
鳥もわたらない清澄せいとうな空間を
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)