“けんたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見當50.0%
見当40.9%
建塔4.5%
見富4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こたへて、茶色ちやいろのスエエタアをた、まるまるふとつたからだをよちよちさせながら、敏樹としきべつちひさなまりげた。が、見當けんたうはづれて、それはをつとよこへそれてしまつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
背後うしろうねつて切出きりだしたやうな大巌おほいはが二ツ三ツ四ツとならんで、うへはうかさなつて背後うしろつうじてるが、わし見当けんたうをつけて、心組こゝろぐんだのは此方こツちではないので
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其處そこで、明日あす午前ごぜん六時ろくじもつて、鐵檻車てつおりぐるま出發しゆつぱつ時刻じこくさだめませう、これから三十深山しんざんたつするに、鐵車てつしや平均速力へいきんそくりよくが一時間じかんに二はんとして、往途ゆき二日ふつか建塔けんたうめに一にち歸途きと二日ふつか
ことよるであつた。むかしんだいへ一寸ちよつと見富けんたうかない。さうだらう兩側りやうがはとも生垣いけがきつゞきで、わたしうちなどは、木戸内きどうち空地あきち井戸ゐどりまいてすもゝ幾本いくほんしげつてた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)