“鼻目金”の読み方と例文
読み方割合
はなめがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとチャックは大口をあいて、鼻目金はなめがねの落ちるほど笑い出しました。僕はもちろん腹が立ちましたから、何がおかしいかと詰問しました。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あら! あら! 短服チョッキに靴を穿いたものが転がって来るぜと、思って、じっと見ていると、橋のまんなかあたりへ来て鼻目金はなめがねをはずした、※がかかって曇ったと見える。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のみならず太いくちばしの上に鼻目金はなめがねをかけた河童が一匹、僕のそばへひざまずきながら、僕の胸へ聴診器を当てていました。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)