黙〻むつくり)” の例文
先刻より無言の仏となりし十兵衞何とも猶言はず、再度三度かきくどけど黙〻むつくりとして猶言はざりしが、やがて垂れたるかうべを擡げ、どうも十兵衞それは厭でござりまする、と無愛想に放つ一言
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)