黒椴くろとど)” の例文
右舷にはいつでも鮮かな緑と寒い黒椴くろとどの丘陵とが眺められて、何となく樺太らしい物珍らしさが感じられたものの、いよいよ北緯四十五度の線を越したかと思うと、曇天の日の円までが
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
ああ、蒼し、黒椴くろとどのさるをがせ
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)