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麻睡薬
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ますいやく
ふりがな文庫
“
麻睡薬
(
ますいやく
)” の例文
襖の蔭から飛出した白いものは、云うまでもなく
麻睡薬
(
ますいやく
)
をしませた布で、そこにもう一人の悪党が
潜
(
ひそ
)
んでいて、彼の不意をうった訳だ。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
酒には、
麻睡薬
(
ますいやく
)
が
混
(
ま
)
ぜてあったらしい。三名とも、
蒟蒻
(
こんにゃく
)
のように正体なく、よだれを垂らして伸びてしまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兇行前
(
きょうこうぜん
)
、同室に熟睡中の同僚を
麻睡薬
(
ますいやく
)
を
嗅
(
か
)
がせてよく睡らせてしまい、兇行後には自分もみずからこの薬の力を借りて熟睡に陥り巧みにみんなの眼をごまかしていたものである。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ピストルで身動きも出来ぬ明智の鼻の先へ、パッと飛びついて来た白いもの、いつの間に用意したのか、
麻睡薬
(
ますいやく
)
をしみ込ませたハンカチだ。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
睡
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“麻睡”で始まる語句
麻睡
麻睡瓦斯