鹹草しょつぱぐさ)” の例文
つまんでぬけばすぽっとぬけて、しかも一種のかんばしいを放つ草もある。此辺で鹹草しょつぱぐさと云ふ。丈矮たけひくく茎あかぶとりして、頑固らしくわだかまつて居ても、根は案外浅くして、一挙手に亡ぼさるゝ草もある。
草とり (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)