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鶸茶
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ひわちゃ
ふりがな文庫
“
鶸茶
(
ひわちゃ
)” の例文
単衣は、
鶸茶
(
ひわちゃ
)
にけまんを浮かせたあの厚手の吉野。帯は、コイペルのゴブランにして、西洋の香水は慎しんで、沈香の心材に筏を彫った帯止だけにしておく。
猪鹿蝶
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
白茶
(
しらちゃ
)
、
御納戸茶
(
おなんどちゃ
)
、
黄柄茶
(
きがらちゃ
)
、
燻茶
(
ふすべちゃ
)
、
焦茶
(
こげちゃ
)
、
媚茶
(
こびちゃ
)
、
千歳茶
(
ちとせちゃ
)
などがあり、色をもつ対象の
側
(
がわ
)
から名附けたものには、
鶯茶
(
うぐいすちゃ
)
、
鶸茶
(
ひわちゃ
)
、
鳶色
(
とびいろ
)
、
煤竹色
(
すすだけいろ
)
、銀煤色、栗色、栗梅、栗皮茶、
丁子茶
(
ちょうじちゃ
)
、
素海松茶
(
すみるちゃ
)
、
藍
(
あい
)
海松茶
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
四時に迎えを出すことにして、家へ帰って、こちらはすぐ着付……長襦袢は
朱鷺
(
とき
)
色縮緬の古代霞のぼかし。単衣は、
鶸茶
(
ひわちゃ
)
にけまんを浮かせたあの厚手の吉野。
姦(かしまし)
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
鶸
漢検1級
部首:⿃
21画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
“鶸茶”で始まる語句
鶸茶色