“鴨肉”の読み方と例文
読み方割合
かもにく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは醤油のたる——田舎は醤油が悪いそうで——とか、鰹節とか、乾海苔とかですが、品物は皆選びました。冬は好物だというので、鴨肉かもにくの瓶詰を家で作るのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
椿つばきの切枝二本、十五銭。眼医者、八十銭。ゲエテとクライスト、プロレゴーメナ、歌行燈うたあんどん、三冊、七十銭。鴨肉かもにく百目、七十銭。ねぎ、五銭。サッポロ黒ビイル一本、三十五銭。シトロン、十五銭。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)