“鴉片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あへん55.6%
アヘン38.9%
ヤビ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「したのですが、失敗しました。わたしは鴉片あへんを二度飲みました。しかも二度目には初の量の三倍を飲みましたが、それでも足りなかつたと見えます。」
(新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
Ivresseイヴレス を含んでいる、鴉片アヘンHaschischアッシシュ のようなものだ。鴉片は支那までが表向禁じているが、人類が酒を飲まなくなるかは疑問だね。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「表面は厳禁の建て前で、裏はその反対なんだ。逆に密培を軍の手で保護している。密培という形は形で、栽培を奨励している。採集した鴉片ヤビ(阿片)も、軍の保護で、堂々と運び出させる」
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)