“鳩胸”の読み方と例文
読み方割合
はとむね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紺飛白こんがすりの單衣に長過ぎる程の紫の袴——それが一歩毎に日に燃えて、靜かな四邊の景色も活きる樣だ。齡は二十一二であらう。少し鳩胸はとむねの、肩に程よい圓みがあつて、歩き方がシッカリしてゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
下部が背中の方へ行く程短かくくびれ上った一種の鳩胸はとむね胴である。