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鳥渡
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ちょいと
ふりがな文庫
“
鳥渡
(
ちょいと
)” の例文
「今年はいつまでも、ほんとに暑いな。」と云った時お雪は「
鳥渡
(
ちょいと
)
しずかに。」と云いながらわたくしの額にとまった蚊を
掌
(
てのひら
)
でおさえた。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何を思い出したか、お葉は急に「あ、
鳥渡
(
ちょいと
)
……。」と呼び止めたが、重太郎は見返りもせずに駈けて行った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「今一人来てるんだよ、朝っばらから何だね。それから、為さん、
鳥渡
(
ちょいと
)
顔を貸して——」土間を通って事務所になっている表の入口へ出る迄、おきん婆あは
低声
(
こごえ
)
に
囁
(
ささや
)
き続けた。
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「連れてってお
呉
(
く
)
れ、
満更
(
まんざら
)
他人でもないだろう。皆な聞いて知ってるぞ。親指が留守なら構わないじゃないか。……いけないのか、いけなきゃア
鳥渡
(
ちょいと
)
その辺の待合へ行こうよ。話があるんだ。」
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
可
(
い
)
いだろう、
鳥渡
(
ちょいと
)
検めても……。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「
鳥渡
(
ちょいと
)
、
燈火
(
あかり
)
を貸し給え。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“鳥渡”で始まる語句
鳥渡見
鳥渡成
鳥渡々々
鳥渡申上々