鳥名子トナゴ)” の例文
後世ひよ/\舞と言はれる鳥名子トナゴ舞・侏儒ヒキウドの物まね(殊舞と書くのは誤り)なるたつゝまひ、水に溺れる様を演じる隼人のわざをぎ——海から来る水を司る神
鳥名子トナゴ舞は、伊勢神宮で久しい伝統を称してゐるものである。普通ひよ/\舞と言うた上に、鶏の雛の姿を模する舞だと言ふから、やはりあの跛の走る様なからだつきの身ぶりなのだ。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)