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鰉
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ひがい
ふりがな文庫
“
鰉
(
ひがい
)” の例文
それから車で大津に帰り、小蒸汽で石山に往って、
水際
(
みぎわ
)
の宿で
鰉
(
ひがい
)
と
蜆
(
しじみ
)
の馳走になり、相乗車で
義仲寺
(
ぎちゅうじ
)
に立寄って宿に帰った。
秋雨
(
あきさめ
)
の降ったり止んだり淋しい日であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それは今の季節の京都に必ずなくてはならぬ
鰉
(
ひがい
)
の焼いたの、
鮒
(
ふな
)
の子
膾
(
なます
)
、
明石鯛
(
あかしだい
)
のう塩、それから
高野
(
こうや
)
豆腐の
白醤油煮
(
しろしょうゆに
)
に、柔かい卵色湯葉と真青な
莢豌豆
(
さやえんどう
)
の煮しめというような物であった。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
“鰉”の意味
《名詞》
(ひがい)コイ目コイ科に属する淡水魚の属のひとつ。
(出典:Wiktionary)
鰉
漢検1級
部首:⿂
20画