鮮鱗せんりん)” の例文
が、そんな心安だてより、鮒の見事だったのより、ちょっと話したいのは三傘夫人の効々かいがいしさで。……まないたの上に目の下およそ一尺の鮮鱗せんりん、ばちばち飜るのに、たすきも掛けない。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)