髪髯かみひげ)” の例文
旧字:髮髯
神楽は村の能狂言のうきょうげん、神官が家元で、村の器用な若者等が神楽師かぐらしをする。無口で大兵の鉄さんが気軽に太鼓をうったり、気軽の亀さんが髪髯かみひげ蓬々ぼうぼうとした面をかぶって真面目に舞台に立ちはだかる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)