高阪橋たかさかばし)” の例文
牧牛会社の前までくると日が入りかかって、川端のえのきの霜枯れの色が実に美しい。高阪橋たかさかばしを越す時東を見ると、女学生が大勢立っていると思ったが、それは海老茶色の葦を干してあるのであった。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)