高平たかひら)” の例文
峠を越して高平たかひらという処で馬を捨てた。茶屋へ入ったところが作り立ての饅頭まんじゅうがある。オーライオーライとばかり頬張ほおばること数十個、これでようやく腹が治まった。
この鞘は主に利根とね白沢しろさわ高平たかひらの産だといいます。ごく小型のものなどに特に愛すべき品があります。沼田では金物にも火箸ひばし灰均はいならしなどの野鍛冶のかじの技で野趣あるものを見かけます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
多「はい、高平たかひらまで豆を附けてめえりやす」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)