“骨胎”の読み方と例文
読み方割合
こったい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋霜凛烈しゅうそうりんれつはもとより軍紀の骨胎こったいだが、血風蕭々しょうしょうの日にも、彼の将座にはどこか春風が漂っていた。誰やらの句にもいう。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを以てこの「三国志」の完結の不備をおぎない、また全篇の骨胎こったいをいささかでもまったきに近いものとしておくことは訳者の任でもあり良心でもあろうかと思われる。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)