にわ)” の例文
夕暮にこの蝉が鳴くと、妙に寂しい落ち着かない気分に誘い込まれるが、明方であると軽快な調子がにわか雨のそそぐように賑かだ。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
これを掘りてた者がにわかに富んで発狂するさえ少なからず、伏蔵探索専門の人もこれを見中てる方術秘伝も多い。