馬鹿とろ)” の例文
行き詰まって金の鯱の鱗を剥がす策略をめぐらしているのか、それとも一区で五銭払うのは馬鹿とろくさいと考えているのか、僕には一寸判断がつき兼ねた。ところへ停留場で又一人の商人体しょうにんていが乗り込んだ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)