馬遵ばじゅん)” の例文
それよりも前に、天水郡の太守馬遵ばじゅんは、宿将重臣を集めて、隣郡の救援について、議するところがあった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「天水郡の太守馬遵ばじゅんは、瞬時に発して、はや蜀軍のうしろに後詰しておるのに、安定城はなにを猶予しておらるるぞ。——夏侯駙馬のご命令を軽んじておらるるか」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年こそ若いが、姜維きょういに対する馬遵ばじゅんの信頼は、そのことによって、古参の宿将も変らない扱いを示して
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)