馬行街ばこうがい)” の例文
空には月があり、ぬるい人いきれも匂うようで、封丘門ふうきゅうもん馬行街ばこうがいなどはわけて灯の海か燈籠の花園さながら、不夜の城とはこれかと思われるばかりだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は一剣を持ち出して、それに売り物の“草標児くさじるし”をさげ、馬行街ばこうがいの四ツ辻に立っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)