“草標児”の読み方と例文
読み方割合
くさじるし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は一剣を持ち出して、それに売り物の“草標児くさじるし”をさげ、馬行街ばこうがいの四ツ辻に立っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ふざけるな、売り物の“草標児くさじるし”を下げてるじゃねえか。さあ、買ってやるから、切れ味を見せろ。それとも、尻込みする気かよ、ええおいっ。……さては、うぬかたりだな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)