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香橙
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オレンジ
ふりがな文庫
“
香橙
(
オレンジ
)” の例文
料理店の給仕——通行人に青枝付きの
香橙
(
オレンジ
)
を差し出して路上で
物乞
(
ものご
)
いをし、
追従
(
ついしょう
)
的な流し目を使う、聖ヨハネみたいな少年。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
東京の町中の四季を語っているような水菓子屋の
店頭
(
みせさき
)
には、冬を越した
林檎
(
りんご
)
や、黄に熟した
蜜柑
(
みかん
)
、
香橙
(
オレンジ
)
などの貯えたのが置並べてあった。二月末のことで、町々の空気は薄暗い。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
橄欖樹
(
オリーヴ
)
に
覆
(
おお
)
われた四方の丘、濃い影と強い日光とにくっきり浮き出されてるアペニン連山の高い光った頂、
香橙
(
オレンジ
)
の林、海の深い呼気など、周囲のすべてのものから
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“香橙”の意味
《名詞》
ミカン科の常緑低木。「九年母(くねんぼ)」の別名。
(出典:Wiktionary)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
橙
漢検1級
部首:⽊
16画
“香橙”で始まる語句
香橙色