“館門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちもん50.0%
やかたもん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、正成は一巡それらのたくさんな顔をながめ廻しただけだった。もう駒寄せへ出てその姿は郎従たちの上に高くそびえ、すぐその手綱を館門たちもんの外から右へむけていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌日は寛斎と牡丹屋の亭主とが先に立って、江戸から来た三人をまず神奈川台へ案内し、黒い館門やかたもんの木戸を通って、横浜道へ向かった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)