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餌差
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えさし
ふりがな文庫
“
餌差
(
えさし
)” の例文
餌取とは言うまでもなく、
主鷹司
(
たかづかさ
)
に属して鷹や犬に喰わせる餌を取るを職とした雑戸で、なお徳川時代の
鷹匠
(
たかじょう
)
に属する
餌差
(
えさし
)
に相当するものである。
旃陀羅考:日蓮聖人はエタの子なりという事
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
「向うの男は
餌差
(
えさし
)
が鳥を
覘
(
ねら
)
っているようだ、それ、よく見当をつけろ」
足軽奉公
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
エタとは元来「
餌取
(
えとり
)
」ということで、鷹に喰わせる餌を取ることを職としたもの、すなわち後世の「
餌差
(
えさし
)
」というと同様の職人のことでありました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
餌取はもと
主鷹司
(
たかづかさ
)
被管の
雑戸
(
ざっこ
)
で、後世の
餌差
(
えさし
)
と同一のものであった。彼らがもと必ずしも賤民でなかったことは、別項「餌取考」に於いて述べておいた通りである。
エタ源流考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
餌取とは、鷹や犬に食わせる餌を取るを職とするもので、徳川時代の
餌差
(
えさし
)
というに同じい。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
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後世ではもっぱら雀をもって鷹の餌となし、その雀を
鳥黐
(
とりもち
)
で差して取りますから、それで
餌差
(
えさし
)
ということになったのですが、昔は鷹の餌は普通死牛馬の肉を用いたものでありました。
融和問題に関する歴史的考察
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
餌
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“餌差”で始まる語句
餌差町
餌差屋
餌差宗助