養育料よういくりょう)” の例文
バルブレンはわたしをこれから村長のうちへれて行って、村長から孤児院こじいんに向かって、わたしをうちへく代わりに養育料よういくりょう請求せいきゅうしてもらうつもりだと言った。
ぜんたいを引き取るというのは、その養育料よういくりょうをはらってもらうためではない、はたらかせるためなのだ。それから金を取り上げこそすれ、給金きゅうきんなしの下男げなん下女げじょに使うのだ。
あればいままでにたずねて来そうなものだ。あいつのふた親が訪ねて来て、これまでの養育料よういくりょうをはらって行くなどと考えたのが、ずいぶんばかげきっていた。気ちがいじみていた。