飛虎峪ひこよく)” の例文
……と見るや、敵は城をひらき、どっと飛虎峪ひこよくけんまで猛追撃してきたが、ここにも伏兵がおかれていたので、逆に彼らは大いたでを負って、逃げもどってしまった様子。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北京府の兵馬総指揮官——大刀聞達だいとうぶんたつと天王李成りせいという正副の二将軍——が城外百余里の地、飛虎峪ひこよくとよぶ山、また槐樹坡かいじゅはとよぶ街道のけんに、布陣すべく、大兵で出勢して行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
槐樹坡かいじゅはのたたかい。また飛虎峪ひこよくの激戦。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)