顎尖あごさき)” の例文
つまんだ程の顎尖あごさきから、丸い顔の半へかけて、人をたばかって、人はむしろそのたばかられることをよろこぶような、上質の蠱惑こわくの影が控目にさしのぞいている。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)