頑固爺がんこおやじ)” の例文
……だからどうともして止めなけりゃアならない。……頑固爺がんこおやじの鉞の舞い、こいつをやめさせる人といえば、桂子様以外にはないのだからなあ
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こんなやつにくびのあたりを喰いつかれ、生血いきちをちゅっちゅっ吸われたら、いかな頑固爺がんこおやじの金博士であろうと、ひとたまりもなかろうと思われた。
うそサ、大嘘サ、お梅さんは善いにしてもあの頑固爺がんこおやじの婿になるのは全く御免だからなア! ハッハッ……お梅さんこそ可憐かわいそうなものだ、あの高慢狂気きちがいのお蔭で世に出ることが出来ない!」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)