“須藤南翠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すどうなんすい50.0%
すどうなんすゐ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある人——たしか須藤南翠すどうなんすい氏であったように記憶している——が番附を彦作氏にみせて、かのみやげの字を笑いながら指すと、彦作氏も相撲取りのような大きいからだをゆすって笑いながら
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
山田美妙びみょう氏の『村上義光錦旗風むらかみよしてるにしきのはたかぜ』が単行本として出版されたが、これも余り問題にならなかった。須藤南翠すどうなんすい氏の『江戸自慢男一匹』も出版されたが、これも劇場当事者からは顧みられなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
付けねばならず彼是かれこれの取まぎれに何處どこへも暇乞いとまごひには出ず廿五日出社の戻りに須藤南翠すどうなんすゐ氏に出會ぬさて羨やましき事よ我も來年は京阪漫遊と思ひ立ぬせめても心床こゝろゆかしにおんみの行を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)