“鞍輪”の読み方と例文
読み方割合
くらわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼れは道の向側の立樹たちきの幹に馬をつないで、燕麦からすむぎと雑草とを切りこんだ亜麻袋を鞍輪くらわからほどいて馬の口にあてがった。ぼりりぼりりという歯ぎれのいい音がすぐ聞こえ出した。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)