“鞍屈”の読み方と例文
読み方割合
くらかが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十三間堂を横に、いちど瓦坂の下も駈けすぎたが、高氏はひらと馬首をかえした。そしてそこの松原の木々の枝の下を、鞍屈くらかがみしながら走り抜けて、先に見えた一群の武者どもの前へ馳け迫り
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)