革屋かわや)” の例文
されども聴水ぬし、かれたしかに仕止めたれば、証拠の躯はよし見ずとも、心強く思はれよ。ああ彼の黄金丸も今頃は、革屋かわやが軒に鉤下つりさげられてん。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
停留所も電車も酔った気分に充ちていた。宝石商も、革屋かわやも、赤と青の旗振りも、同じ空気に酔っていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)