雪踢ゆきけ)” の例文
烏騅うすいとは、総身、まるで烏の濡れ羽色していたからで、ひづめだけが白かった。馬卒はこれを“雪踢ゆきけ烏騅うすい”ともいっていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)